アール・ブリュット展

ツルゲネフ

2012年06月29日 22:54


今日は、浜松市美術館の「アール・ブリュット展」と、静岡県立美術館の「日本油彩画200年」の2つをみにいってきました。

アール・ブリュット展は、いわゆる知的障害者や精神疾患のある方が描いた絵や作品が展示されているのですが、すごいです。もう、私のようなウンコみたいな、パンピーには手の届かない芸術世界。
草間彌生のような、もうマネのしようがない、ぶっとんだ世界観。みんながみんな最高、というわけではないですが、数名の作者に関しては思考回路が違うのでしかたがない、私はウンコなのだ、と落胆するほかありません。
ぜひとも見に行ってみてください。

油彩画200年、のほうは素晴らしい油彩画がたくさん展示されていますが、中盤ちょっと飽きが来るというか、照明が暗く落ち着いた色合いの絵が続くので、眠くなってしまいました。
萬鉄五郎の描くシュールな女性の表情、佐伯祐三や黒田清輝ももちろんよかったです。

アール・ブリュット展をみて強く思うのは、誰かのためにというより自分のために夢中で無心でやることの無敵さ。
なんなんでしょうね、あの強さは・・。
自分にしみついてしまったツマラナイ常識やルールはもうどうしようもありません。
ツマラナイ枠の中で、どれだけ面白おかしくあがけるかってだけ。



あじさいの色がめずらしい紫で、きれいでした。


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