今夜も家事のあと、夜なべして記事書いてます・・はよ書かないと忘れちゃうから!
ブルガリアというのは、非常に歴史が古い国であります。
紀元前何世紀も前から歴史を重ね、ローマ帝国時代の遺跡はブルガリアのあちらこちらで見ることができます。
ブルガリアで見ごたえのある建築物は、ローマ時代の遺跡と、やはり教会でしょうか。
アレキサンドル・ネフスキー寺院
首都ソフィアの中心にあり、ひときわ目立つ建物。
迫力のある、壮大な美しい教会。
この寺院は、露土戦争で戦死したロシア兵士約20万人を慰霊する目的で建てられたもの。
ロシアとオスマン帝国は、1568年からずーーーっと戦争しつづけてきて、お互い勝ったり負けたり繰り返して、1878年のロシア勝利がきっかけでブルガリアが独立することになるわけです。
結局ロシアもブルガリアを狙っていただけなんですが、ともあれブルガリアはロシアに恩義を感じてこんな素晴らしい寺院を作ったようなんですね。
アレキサンドル・ネフスキー寺院の近くでは、面白いもんを売ってます。
共産主義時代のお宝ざくざく、勲章や剣、すごい古いカメラなど
大量のマトリョーシカに・・・
イコンという、キリスト教の聖人の絵
ガスマスク、誰がこんなもん買うのだろう・・
各種アクセサリーも充実。だれかあの漢字をどう読むのか教えてください・・・
この市場で結局なんも買わなかったが、かなり見ごたえがあった。
聖ペトカ地下教会
写真の真ん中にちょこっと、地上から低い位置に申し訳なさそうに建ててある教会。
これは14世紀オスマントルコの支配全盛期に、「モスクより高い建物は建てるな」と命令されたため、こんな頭が低い、地味な教会になってしまったのだ。キリスト教とイスラム教のどちらが当時優位に立っていたか、で建物の作りや位置がまるっきり変わっていて、とても興味深い。
バーニャ・バシ・モスク
オスマントルコ時代にはたくさんのモスクが建てられ、そのうちのひとつがバーニャ・バシ・モスクである。
オスマン帝国全盛期には、ブルガリアの3分の1がトルコ人だった、という情報もある。
現在でもブルガリア人の1割はイスラム教徒のようだ。
私が一番好きな、聖ゲオルギ教会
2日間のソフィア滞在のうちに、ここには5回も訪れたぞ(笑)
周囲をシェラトン・ホテルや大統領府などに囲まれた、かわいらしい形の教会。
手前の赤レンガは、ローマ時代の遺跡。
ちょうどお祈りの時間に行くことができたが、すっごいカルチャーショックを受けた。
教会って、結婚式のときにしかいったことがなかったから、明るくて開放感のある雰囲気で聖歌隊も高い声で・・っていうイメージしかなかったんだけど。
こっちの教会の内部は暗くて、常にろうそくの火が灯っていて、その灯りに照らされたフレスコ画がまた大層美しく、聖歌隊も声が低くてどっちかというとイスラム教のアザーンに近いような感じ。歴史の重みを感じるというか、なんだかそのまま居座って、祈り続けたくなるような雰囲気があった。すっかり魅了されてしまった。
ローマ時代の遺跡は街を歩いていればあちこちで見つけられる。
道路下の工事みたいになってるとこ、全部遺跡。ローマ時代の遺跡は町中にごろごろしていて、最終的には見慣れてだんだんありがたみがなくなってきたなあー。
ちょっと中途半端だけど、さすがに眠くなってきたので、ここで〆とするかー。