尾瀬でミズバショウ祭り!
大自然に抱かれたい欲がとまらない。
いかに自然の中に飛び込むか、もしくはカラスの輪の中に割り込むか、そんなことで頭がいっぱいだ。
ということで、今回は谷川岳および尾瀬にいってきた。
まずは、群馬県と新潟県の境にある谷川岳。
谷川岳といえば、前にブログでも書きましたが世界中の山の中で、遭難死者数がブッチギリNo1でギネス認定されてしまっている、普通の人ならあまり近づきたくない「魔の山」。
遭難者が多いということは、天候が変わりやすいということでもある。
基本的に山というのは天候が変わりやすいが、ここは特にだ。
今回いってみて、それをすごく実感した。

谷川岳へは途中の天神平までロープウェイで登れ、そこから比較的簡単に登頂できる。
ロープウェイは2005年に28億円もかけて新しく造り直されたもので、とても綺麗で広く安定感があった。
ロープウェイで出発した時は曇りであった。

ところが、上の天神平駅に着いた途端、頂上の向こう側から雷雲が「やっほー」とやってきたではないか。
そして雷鳴がとどろきーのおへそ隠しーの、とどろきーのどしゃぶりーの、でツルゲネフなすすべなし。
そのうち雨が「ひょう」に変わり、これでもかと降り注いだ雨が滝のような流れへと変わり下へ向かって流れ落ち、という具合で、その急激すぎる天候の変化とスピード感がそりゃあ恐ろしかった。
こりゃ死ぬのわかるわ・・。

霧が出ていて視界も良くない。
雷雲第1陣が去って、ちょっとそのへんを歩いてみると、ひっそりと高山植物やミズバショウなどが咲いていてとても綺麗だった。しかし、さっき通り過ぎた雷雲が隣の山をピカチュウしている間に、すぐに雷雲第2陣がやってきて・・。天気予報では雨など降る予定ではないのに、予報完全シカトでやってくるわくるわ・・。
人間の予測などクソくらえ。山とはこういうところなのだ。それでいいのだ。
谷川岳は運よく天気がいい日に当たったらぜひアタックしたいです。
そして、尾瀬へ。
尾瀬に向かう道では、橅(ブナ)の林がある。橅は他の木々に比べて黄緑色の発色がとても美しい。
保水力が高いと言われるだけあって、橅林の周りは水が豊富だ。
流れる沢の水量を見れば山の上での雨量がわかる。つい見とれるような小さい滝がいくつも、高いところから流れ落ちていた。
尾瀬の湿原に行くまでは、長い下りの道を一時間ほどあるく。
この日は雨が降った後だったので、道が濡れていて超すべりやすい。

まだこんなに雪が積もったままの道もある。
軽装で来ているおばさんたちや学生も沢山いたが、尾瀬は絶対散歩気分で行ってはいけない。
標高1400メートル以上の高地であり、れっきとした「山の中」である。天気も変わりやすい。
幅の狭い尾瀬の遊歩道では、雨が降っても「傘」をさしてはいけないのだ。
これから行こうとしている方は、とにかく登山用の靴と登山用の雨合羽は必須、ということを覚えておいてほしい。
そして、このとおり、ミズバショウ祭り。


沼からは、カエルのゲコゲコ声があちこちから聞こえる。しかし姿は見えない。

遠くからは、託卵の申し子・カッコウの鳴き声が響き渡る。今年はどの鳥に託卵したのだろうか。
なんだかすべてが神がかっているというか、あの世にきたような異次元の世界。
現実感がないくらい、自然が美しい。

開花は今がピークで今週の土日までもつかどうか・・といったところらしい。
最高の時期に見れてラッキーであった。
尾瀬はその土地の大部分を東電が所有しており、年間2億の維持費がかかっている。
一時は売却のうわさもあったが、実際のところ維持していけるのだろうか・・。ちょっと心配である。
今度は紅葉の時期に行きたいなあ。
いかに自然の中に飛び込むか、もしくはカラスの輪の中に割り込むか、そんなことで頭がいっぱいだ。
ということで、今回は谷川岳および尾瀬にいってきた。
まずは、群馬県と新潟県の境にある谷川岳。
谷川岳といえば、前にブログでも書きましたが世界中の山の中で、遭難死者数がブッチギリNo1でギネス認定されてしまっている、普通の人ならあまり近づきたくない「魔の山」。
遭難者が多いということは、天候が変わりやすいということでもある。
基本的に山というのは天候が変わりやすいが、ここは特にだ。
今回いってみて、それをすごく実感した。

谷川岳へは途中の天神平までロープウェイで登れ、そこから比較的簡単に登頂できる。
ロープウェイは2005年に28億円もかけて新しく造り直されたもので、とても綺麗で広く安定感があった。
ロープウェイで出発した時は曇りであった。
ところが、上の天神平駅に着いた途端、頂上の向こう側から雷雲が「やっほー」とやってきたではないか。
そして雷鳴がとどろきーのおへそ隠しーの、とどろきーのどしゃぶりーの、でツルゲネフなすすべなし。
そのうち雨が「ひょう」に変わり、これでもかと降り注いだ雨が滝のような流れへと変わり下へ向かって流れ落ち、という具合で、その急激すぎる天候の変化とスピード感がそりゃあ恐ろしかった。
こりゃ死ぬのわかるわ・・。
霧が出ていて視界も良くない。
雷雲第1陣が去って、ちょっとそのへんを歩いてみると、ひっそりと高山植物やミズバショウなどが咲いていてとても綺麗だった。しかし、さっき通り過ぎた雷雲が隣の山をピカチュウしている間に、すぐに雷雲第2陣がやってきて・・。天気予報では雨など降る予定ではないのに、予報完全シカトでやってくるわくるわ・・。
人間の予測などクソくらえ。山とはこういうところなのだ。それでいいのだ。
谷川岳は運よく天気がいい日に当たったらぜひアタックしたいです。
そして、尾瀬へ。
尾瀬に向かう道では、橅(ブナ)の林がある。橅は他の木々に比べて黄緑色の発色がとても美しい。
保水力が高いと言われるだけあって、橅林の周りは水が豊富だ。
流れる沢の水量を見れば山の上での雨量がわかる。つい見とれるような小さい滝がいくつも、高いところから流れ落ちていた。
尾瀬の湿原に行くまでは、長い下りの道を一時間ほどあるく。
この日は雨が降った後だったので、道が濡れていて超すべりやすい。
まだこんなに雪が積もったままの道もある。
軽装で来ているおばさんたちや学生も沢山いたが、尾瀬は絶対散歩気分で行ってはいけない。
標高1400メートル以上の高地であり、れっきとした「山の中」である。天気も変わりやすい。
幅の狭い尾瀬の遊歩道では、雨が降っても「傘」をさしてはいけないのだ。
これから行こうとしている方は、とにかく登山用の靴と登山用の雨合羽は必須、ということを覚えておいてほしい。
そして、このとおり、ミズバショウ祭り。
沼からは、カエルのゲコゲコ声があちこちから聞こえる。しかし姿は見えない。
遠くからは、託卵の申し子・カッコウの鳴き声が響き渡る。今年はどの鳥に託卵したのだろうか。
なんだかすべてが神がかっているというか、あの世にきたような異次元の世界。
現実感がないくらい、自然が美しい。
開花は今がピークで今週の土日までもつかどうか・・といったところらしい。
最高の時期に見れてラッキーであった。
尾瀬はその土地の大部分を東電が所有しており、年間2億の維持費がかかっている。
一時は売却のうわさもあったが、実際のところ維持していけるのだろうか・・。ちょっと心配である。
今度は紅葉の時期に行きたいなあ。
2011年06月08日 Posted byツルゲネフ at 03:06 │Comments(3) │群馬県
この記事へのコメント
ツルゲネフさんこんにちは。
谷川岳はスノーボードで2度ほど行ったことがあるのですが、他のスキー場なら強風で停まってしまうような場面でも動いているという日本で一番頑固なスキー場として有名です。それだけ自然条件が厳しいということですね。遭難の多い一ノ倉沢も見てみたいですね。
それから尾瀬ですが、一度行ってみたいですね。昔ほどの混雑はないのでしょうが、のんびりと縦走してみたいものです。
谷川岳はスノーボードで2度ほど行ったことがあるのですが、他のスキー場なら強風で停まってしまうような場面でも動いているという日本で一番頑固なスキー場として有名です。それだけ自然条件が厳しいということですね。遭難の多い一ノ倉沢も見てみたいですね。
それから尾瀬ですが、一度行ってみたいですね。昔ほどの混雑はないのでしょうが、のんびりと縦走してみたいものです。
Posted by SUZY(メンカタ)
at 2011年06月09日 05:51

尾瀬ですか。
未だ行ったことが無いですね。
一度、行ってみたいとは思いますが、暫くは難しそうです。
他にも行ってみたいところが、それこそ山のようにありますので。
身延山とか高野山とか熊野古道とか。
お寺とか神社ばっかじゃん。
未だ行ったことが無いですね。
一度、行ってみたいとは思いますが、暫くは難しそうです。
他にも行ってみたいところが、それこそ山のようにありますので。
身延山とか高野山とか熊野古道とか。
お寺とか神社ばっかじゃん。
Posted by ポール@ 駅馬車
at 2011年06月09日 08:50

>SUZYさん
こんばんは。
SUZYさんスノボやるんですねえ。
あそこは冬は怖いだろうなあと思いました。一ノ倉沢も拝んでみたいです。
尾瀬は平日なら比較的すいています。が、おじさんおばさんは沢山いて、一本道なので写真撮ろうと立ち止まったりすると迷惑そうにしたり後ろがつまったりするので、歩き続けなければならないという・・
もう少しのんびり歩きたかったですね。
>ポールさん
こんばんは。
尾瀬、やはりいいところですよ。一度は行ってください!
ポールさんは神仏好きなんでしたっけ。それはそれで行きたいところがたくさんあるでしょうねえ。
私もまだまだ行きたいところ、死ぬほどあるので若いうちからこつこつと、回っていきたいです。
次は、アルプス狙いですね。
こんばんは。
SUZYさんスノボやるんですねえ。
あそこは冬は怖いだろうなあと思いました。一ノ倉沢も拝んでみたいです。
尾瀬は平日なら比較的すいています。が、おじさんおばさんは沢山いて、一本道なので写真撮ろうと立ち止まったりすると迷惑そうにしたり後ろがつまったりするので、歩き続けなければならないという・・
もう少しのんびり歩きたかったですね。
>ポールさん
こんばんは。
尾瀬、やはりいいところですよ。一度は行ってください!
ポールさんは神仏好きなんでしたっけ。それはそれで行きたいところがたくさんあるでしょうねえ。
私もまだまだ行きたいところ、死ぬほどあるので若いうちからこつこつと、回っていきたいです。
次は、アルプス狙いですね。
Posted by ツルゲネフ
at 2011年06月09日 22:38
