ツルゲネフのＡＢ型な日々。

いや～、ついに行ってきた。沼津深海水族館。
私はカラスのこととても愛しているが、深海生物も大好物！
しんかい６５００に乗せてくれるなら、資金調達の為にキモイアラブの石油王に抱かれてもかまわない！という派です。

深海生物の底なしの素晴らしさ、もしくは深海生物とＷｉｎ－Ｗｉｎの関係を築くにはどうしたら、などというテーマについてアール・グレイでも飲みながら真剣に語りたい、なんていうオメデタイ人にはまず出逢わないので、ひとり悶々と深海生物について思いを馳せていた日々だったのですが、深海生物を心行くまでガン見してきたので、当面はよしとします。


さて、沼津深海水族館は、沼津魚市場のすぐ近くにあります。
入場料は１６００円とやや高めですが、あの内容なら安いもんでしょう。

入館して、なんとなんと、なんとなんと、トップバッターがダイオウグソクムシです

トップにこいつを持ってくるという気持ちは、よくわかります。
初めてのデートがディズニーランド、もしくは初めての麻雀で役満、人生ではそんな驚きと喜びと奇跡を味わいたいものですよね。
まさに、それこそ「初めての深海生物＝ダイオウグソクムシ」という構図なのです。



こちら、ﾀﾞｲｵｳｸﾞｿｸﾑｼのお顔です。
館内は暗く、フラッシュ撮影は禁止なのでこちらの画像はネットからひっぱってきました。

なんて可愛い顔なんでしょう！グラサンをかけたようなイカしたおめめ、真っ暗闇の深海でホワイトにキメて「深海のねずみ先輩」と呼ばれる（呼ばれてないが）クールなスタイル・・・




ダイオウグソクムシはダンゴムシやフナムシの仲間ですね。
大きさが４０～５０センチ、重さが１キロにもなります。
小学校の時、あだ名が「フナムシ」と呼ばれてしまう可哀想な男子が一人はいたと思いますが、あだ名が「ダイオウグソクムシ」だったらば、振り返った時に屈辱よりも誇りを感じるはずです。


実際私が撮った画像はこんなんで、



超地味なんですけどね。
入館してすぐの位置にあるので、光が多くまぶしいらしく、顔を向こうに向けて全員ぐったりしており、看板娘？としての営業努力は微塵も見られませんでした。
そもそもダイオウグソクムシはやる気があまりなく、鳥羽水族館のブログではエサすら１年や３年、食べずに生きてるらしいです。それほど深海はエサが少なく、省エネで生きているんですね。
彼らの今後のがんばりに期待したいと思います。


その他、面白い生物がたくさん。



サメの一種が私にガン見されて、戸惑っている様子です。



こちらはネコザメ。　わらわら集まる人間の相手に疲れ、ひとり小窓でたそがれてる様を激写しました。



意外と大ヒットしたのが、タツノオトシゴの仲間の「オオウミウマ」です。
こいつが泳ぐ姿はもう、ミステリー。
写真のように、壁際にひたすら頭を打ち付けて自分を責めていたり、水草の間でマジで眠りに落ちていたり（しかも電車で寝ている人間みたいに目をつぶってウトウトしている）、あまりの無邪気なかわいさに絶叫ﾓﾉでした。
これからオオウミウマについて、いろいろ調査をしたいと思います。




こちらは、ハネジナマコです。かなりでっかい。



このナマコは「穴があったら入りたい」という欲望を抑えきれなかったらしく、水槽内の穴ぼこにボディを突っ込んでにっちもさっちもいかなくなってました。

しばらくして、またこのナマコの様子をみにくると、



更に奥に突っ込んでいて、その恥ずかしいア●ルをむき出しにしていました。
そのうち「ま～た穴に入って！あれほど穴に入っちゃだめっていったのに！もういい歳なんだし、お客さんにア●ルを見せるのはやめなさいね！」などと説教されながら水族館のスタッフにひっぱりだされることでしょう・・・



以上数種類ご紹介しましたが、水族館に展示されているヘンテコ生物はこんなもんじゃありません。
次回は、（実は）この水族館の本当の目玉であるシーラカンスについてもちょいと紹介したいと思います。
ではまた・・


沼津深海水族館ＨＰ　http://www.numazu-deepsea.com/