ツルゲネフのＡＢ型な日々。

つづいて２日目の朝。

友人や子供たちが旅館でくつろいでる間、私はひとり熱海の街をぶらぶら歩く。
朝の散歩、普段の生活ではほとんどしないが、旅先ではなぜか朝、無性に歩きたくなる。

熱海の路地は入り組んでいて坂が多く、どこを通ったらどこに出るのか予想がつかない。
ここを行けば海に出るだろう・・と思ったら行き止まりだったり。廃墟がたくさんあったり。
そこが熱海のいいところ。


朝日を浴びて輝く海、出航する船を眺めぼんやりする。
路地から海を見ていると、どこからかカラスがやってきて、しかも３羽、私の頭上に弧を描いて飛んでいる。
何処に行ってもカラスが寄ってきてしまうようだ。
カラスは朝一番の訪問者を偵察に来たとみえて、私がしばらく見上げていると、そのうちどこかに飛んで行った。

散歩を終えて宿に戻り、朝食兼ランチを食べに沼津魚市場へ向かう。

沼津の魚市場の近くの湾では、多数のウミネコが風上を向いてみゃーみゃー鳴いている。


「世間はお盆かー。ケッ、暇そうなツラした女がこっち見てるみゃー」
「ケッこっち見んな、ミャー」




商店街では、あじやイカをはじめ沢山の干物がずらり。どれもおいしそう！




イルカの香味漬もあった。ぱっと見、あまり食欲をそそらないがどんな味なのだろう・・




商店街を見回ったのち、どうやら有名店らしいお店に入る。
店内には「まいうー」関係者はじめ、芸能人のサインが沢山貼ってあった。





頼んだランチはこんなやつ。海の幸テンコモリで豪勢。
何より、付属の味噌汁が魚のアラごっそり入っていて、ダシがしっかり出ていて、最高です！
みそ汁だけ何杯でも飲める！

朝１０時半で店内は行列ができるほど、混んでいた。
早めに来て正解であった。



高速道路が混むだろうから、と早めに沼津を出る。
伊豆に向かう車は渋滞。
西部へ向かう道路はたいして混んでいなかった。

サービスエリアでまったりしながら袋井へ。
２年ぶりの花火を見るため、早めに席を陣取る。２年前に行った時はちょっと近すぎて不便だったので、袋井駅横から花火を見ることにした。


この日の夕焼け、誰もが心を奪われたことだろう。
オレンジからピンク色に変化していく光景は、花火までの長い待ち時間を大いに楽しませてくれた。




１９時。
夕焼けの空に、花火第一号が打ちあがる。



ああ、なんて素晴らしい夏なんだ・・・


フィナーレの遠州トラック。
上品な白一色の、トラック野郎らしいドンパチ。

「５分で一千万かけとるんじゃ、瞬きせんとよう見とけゴルァ！！！！！」
惜しげもなく一気にドンパチ打ち上げるその心意気、惚れますた。
来年もぜひよろしくお願いしますm(__)m

たまにゃー友人と過ごす旅もいいもんだな～みんなありがとう！