MOA美術館で能楽鑑賞
台風が最高の盛り上がりを見せた29日、わたくしはひとり熱海へ向かっていますた。
かねてから楽しみにしていた、MOA美術館での能楽鑑賞です!
MOA美術館に行くのは初めて。
台風だけど歩いて行ける距離だし、熱海駅から歩いていこうかな、と思ってたんだけど、ちょうどバスが来たのでバスに乗ることにしました。
そしたら驚くほど急坂をモリモリくねくねバスが登っていくので、びっくり。
歩いて行ったらけっこうキツそうだ。
熱海に来るといつも思うけど、ほんとムリクリ山を切り開いてリゾート地に仕立て上げた、ってかんじのところだよなあ。あの道路の作り方はヒドイわな!

MOA美術館の、エスカレーターの件についてはどこかで見たことがありましたが、実際、写真のようなスペースマウンテンの入口のような長ーいエスカレーターが6つも7つも続いたのにはびびりました。
あんだけバスでも登ってきたのに、更にどんだけ山登るねん!
さて今回、MOA美術館に関しては、ショックな発見がありました。
まずひとつは、これまで私はMOAのことを「モア」と読んでおり、「モア美術館」だと思い込んでいたのです・・。
静岡県民でありながら、この歳になってはじめて、正しくは「エムオーエー」と呼ぶ、ということを知ったのだった・・
「モア」って読んじゃう・・よねえ・・。いや~世間知らずも甚だしい。
もうひとつは、MOAが何の略かという問題に関し、間違いなく「Museum Of Art」で決まりダロ!!
と自信と確信を持っておったのですが、なんと正解は世界救世教・教祖の岡田茂吉にちなんで「モキチ・オカダ・アソシエーション」なのだった。
たしかに、Museum of artが既に美術館という意味なのだから、「美術館美術館」となりおかしいし・・
でも、モキチがMOAとかそんなカッコイイ戦略に出るなら、私だって「TRFのAB型な日々」(注:turugenefuの略)というブログ名にしてクールにキメてもええのじゃなかろか!?
というわけで、意味不明なくだらない前振りはやめにして、本題に入ります。
今回は、能楽鑑賞がメイン。
演目は宝生流の「杜若」です。
かきつばた、は今が旬の花。
アヤメと杜若の違いがまったくわからない、いやむしろどうでもいい、とすぐ「どうでもいい症候群」に陥る怠惰な私ですが、いつか違いの分かる女、と囁かれるようになりたいものですね。

MOA美術館の能楽堂は、客席数501の、かなり立派な造りのもの。
能の舞台がないときは、見学もできますよ。
今回も、周りをみるとほとんどは60歳以上と見られる方ばかり。
まあ、わたしもこの歳で能楽が好きとか、かなりシブイというか。
なんか、あの雰囲気が好きなんですよね~。見た目は若くても中身はジジイかもね。
今回は近くで見たので、装束や面、動きがよ~くみえました。
そして、今回一番の発見だったのは、「すり足」の美しさ!
能で移動するときは絶妙なすり足でゆったりと動くのですが、その一歩一歩の美しいこと。
これはDVDでは気付かなかった発見でした。
「ひっそりと佇む美しさ」
なんというか、只々圧倒されます。目の前に、面をつけた役者が静止すると。
言葉では言い表せない。魔術のような。やはり、舞台を観に行くべきですね。
まだ観たことが無い人も、難しく考えず体当たりで観に行ってみるべきです。
未熟者の私が言うのもなんですが、特に若い人には・・。
わかりにくいもの、未知のもの、どんどん触れて世界を広げてほしいです。
次回のMOA美術館での能楽イベントは、
2011年11月19日(土) 13:30~
能 観世流 葛 城 大和舞 観世 清和
狂言 和泉流 蝸 牛 野村 万蔵
ワキ/宝生 欣哉 笛/藤田朝太郎 小鼓/観世新九郎
大鼓/亀井 広忠 太鼓/観世 元伯 アイ/山下浩一郎
A席 7,800円
B席 6,200円
C席 4,500円
こりゃ~豪華メンバーですね。ぜひまた行きたい!
かねてから楽しみにしていた、MOA美術館での能楽鑑賞です!
MOA美術館に行くのは初めて。
台風だけど歩いて行ける距離だし、熱海駅から歩いていこうかな、と思ってたんだけど、ちょうどバスが来たのでバスに乗ることにしました。
そしたら驚くほど急坂をモリモリくねくねバスが登っていくので、びっくり。
歩いて行ったらけっこうキツそうだ。
熱海に来るといつも思うけど、ほんとムリクリ山を切り開いてリゾート地に仕立て上げた、ってかんじのところだよなあ。あの道路の作り方はヒドイわな!
MOA美術館の、エスカレーターの件についてはどこかで見たことがありましたが、実際、写真のようなスペースマウンテンの入口のような長ーいエスカレーターが6つも7つも続いたのにはびびりました。
あんだけバスでも登ってきたのに、更にどんだけ山登るねん!
さて今回、MOA美術館に関しては、ショックな発見がありました。
まずひとつは、これまで私はMOAのことを「モア」と読んでおり、「モア美術館」だと思い込んでいたのです・・。
静岡県民でありながら、この歳になってはじめて、正しくは「エムオーエー」と呼ぶ、ということを知ったのだった・・
「モア」って読んじゃう・・よねえ・・。いや~世間知らずも甚だしい。
もうひとつは、MOAが何の略かという問題に関し、間違いなく「Museum Of Art」で決まりダロ!!
と自信と確信を持っておったのですが、なんと正解は世界救世教・教祖の岡田茂吉にちなんで「モキチ・オカダ・アソシエーション」なのだった。
たしかに、Museum of artが既に美術館という意味なのだから、「美術館美術館」となりおかしいし・・
でも、モキチがMOAとかそんなカッコイイ戦略に出るなら、私だって「TRFのAB型な日々」(注:turugenefuの略)というブログ名にしてクールにキメてもええのじゃなかろか!?
というわけで、意味不明なくだらない前振りはやめにして、本題に入ります。
今回は、能楽鑑賞がメイン。
演目は宝生流の「杜若」です。
かきつばた、は今が旬の花。
アヤメと杜若の違いがまったくわからない、いやむしろどうでもいい、とすぐ「どうでもいい症候群」に陥る怠惰な私ですが、いつか違いの分かる女、と囁かれるようになりたいものですね。
MOA美術館の能楽堂は、客席数501の、かなり立派な造りのもの。
能の舞台がないときは、見学もできますよ。
今回も、周りをみるとほとんどは60歳以上と見られる方ばかり。
まあ、わたしもこの歳で能楽が好きとか、かなりシブイというか。
なんか、あの雰囲気が好きなんですよね~。見た目は若くても中身はジジイかもね。
今回は近くで見たので、装束や面、動きがよ~くみえました。
そして、今回一番の発見だったのは、「すり足」の美しさ!
能で移動するときは絶妙なすり足でゆったりと動くのですが、その一歩一歩の美しいこと。
これはDVDでは気付かなかった発見でした。
「ひっそりと佇む美しさ」
なんというか、只々圧倒されます。目の前に、面をつけた役者が静止すると。
言葉では言い表せない。魔術のような。やはり、舞台を観に行くべきですね。
まだ観たことが無い人も、難しく考えず体当たりで観に行ってみるべきです。
未熟者の私が言うのもなんですが、特に若い人には・・。
わかりにくいもの、未知のもの、どんどん触れて世界を広げてほしいです。
次回のMOA美術館での能楽イベントは、
2011年11月19日(土) 13:30~
能 観世流 葛 城 大和舞 観世 清和
狂言 和泉流 蝸 牛 野村 万蔵
ワキ/宝生 欣哉 笛/藤田朝太郎 小鼓/観世新九郎
大鼓/亀井 広忠 太鼓/観世 元伯 アイ/山下浩一郎
A席 7,800円
B席 6,200円
C席 4,500円
こりゃ~豪華メンバーですね。ぜひまた行きたい!
2011年05月30日 Posted byツルゲネフ at 18:56 │Comments(2) │熱海
この記事へのコメント
はじめまして。
私も若い(つもり)ですが、お能が好きです。
先日のMOA能には行きませんでしたが、熱海は近いのでMOA美術館能楽堂や薪能にはよく行きますので、思わず書き込みしてしまいました。
ちなみに私はMOAは「Museum of Atami」だと思ってました(笑)
私も若い(つもり)ですが、お能が好きです。
先日のMOA能には行きませんでしたが、熱海は近いのでMOA美術館能楽堂や薪能にはよく行きますので、思わず書き込みしてしまいました。
ちなみに私はMOAは「Museum of Atami」だと思ってました(笑)
Posted by みゆみゆ at 2011年06月04日 22:57
>みゆみゆさま
はじめまして!
コメントありがとうございます
能楽好きになかなか出会えないので嬉しい!
私はまだまだ駆け出しの初心者なので、たくさん作品を見に行きたいです。
MOA美術館能楽堂はいいですね。薪能は今年中止になって残念でした。
「Museum of Atami」もありそうな名前ですね!
皆の予想を遥かに裏切ったモキチ、さすがです。
稀少な能楽好き同士、これからも宜しくお願いします
はじめまして!
コメントありがとうございます

私はまだまだ駆け出しの初心者なので、たくさん作品を見に行きたいです。
MOA美術館能楽堂はいいですね。薪能は今年中止になって残念でした。
「Museum of Atami」もありそうな名前ですね!
皆の予想を遥かに裏切ったモキチ、さすがです。
稀少な能楽好き同士、これからも宜しくお願いします

Posted by ツルゲネフ at 2011年06月04日 23:32