別府② 鉄輪温泉

先日の別府レポに続きまして。

宿泊先はふたり合わせて5700円という超激安のビジネスホテル。
しかし、別府駅の近くでアクセスがよく、とても綺麗で快適、朝食付きでおいしい、とサービスが素晴らしいビジネスホテルで大満足。
飛行機代とホテル代は最低限にして、すべてを温泉と食事に費やした旅であった。

2日目はバスにのって30分、鉄輪温泉へ。

鉄輪温泉ではとりあえず観光名所の地獄めぐりをひととおりしてきました。
2000円のチケットを買うと、海地獄、鬼石坊主地獄、山地獄、かまど地獄、鬼山地獄、白池地獄、血の池地獄、龍巻地獄、と8つの地獄めぐりができるのだ。

別府② 鉄輪温泉

別府② 鉄輪温泉

8つの地獄は道路沿いにずらーっと並んで順番に回れるようになっており、それぞれ個性的な、色とりどりの温泉がわき出ている。
90度~もある温度で触ったりお湯につかるようなことはできないけども、見ているだけでも面白い。

別府② 鉄輪温泉


個人的には最後の「龍巻地獄」というやつが素晴らしかった。

別府② 鉄輪温泉

写真だとわかりずらいが、これは間欠泉で、30分に一回程度、しかも5~10分間ものあいだ、けっこうな迫力でお湯がぐわーっと噴出するのだ。
間欠泉というものをみたのは初めて。
イエローストーンのような大迫力とはいかないまでも、かなりの至近距離で間欠泉をこんなに頻繁に見れる場所というのはなかなかあるものではない。



散歩しながら歩いていると、「貴船城」なる怪しい城を発見したのでふらりと立ち寄ってみる。
ここまでけっこう歩くし高台にあるので、徒歩で来てるのは私と旦那だけであった。

別府② 鉄輪温泉

こちらが貴船城。まあ、なかなか立派なつくりである。

この城はとにかく変わっていて、まず正面に大蛇のホルマリン漬けがまつられている。
案内係のおっさんが「こやつは初代白へび様でございます」などと言う。

その時点で「ハア??」という感じなのだが、案内係の怪しげなおっさんについていくと、城内のとある扉の中ににマジで現役バリバリの大蛇がいらっしゃって(汗)しかも、ボディがゴールド×ホワイトの豪華ないでたち、水槽の中に入っているとかじゃなくボディむき出しで、座布団にとぐろを巻いて鎮座し、舌をチロチロやっているのである。
一番大きなところで横幅が7~10センチもあるような、そうとう大きなへびだ。どうやらこの城の神様がこのへび様のようなのだ。

そしてそのおっさんは、「白へび様のご神体に手をかざしなさい。私が今から呪文をとなえて喝を入れます。するとあなたの願い事が叶います」と言うのだ。
あまりの展開にややテンパりつつ、手をかざすと彼はブツブツ変な呪文を唱え、大沢親分のように「カーッツ!!!」と叫ぶのであった。
しかも、喝のとき大声だしてヘビの体を一緒に押すので、びっくりしたヘビがかみついてくるんではないかとヒヤヒヤもの。
笑いそうになってしまい、とても願い事どころじゃない・・。

後ろで様子を見ていた旦那は完全にヒイていた。
しかし、次は旦那の番である。
爬虫類が苦手でヘビ大嫌いな旦那は「俺は遠慮します・・・」と断りをいれたものの、「それは許されぬ」とおっさんに強制的にヘビに触らされ喝を入れられていたのであった。

「今のは一体なんだったのだ・・・」頭ン中クエスチョンマークだらけのヘビカツタイムが終わると、解放され自由に城内を見学。
城内の展示品も一風変わっており、いろんな壺やら日本の国旗やら歌舞伎の日本画やらキリスト様やらお釈迦様やら、もう何でもアリなんですっていうかいろんな不思議なブツが飾られている。
こんなにヘンテコなお城は初めてだ。
怪しい城が好きな方は、ぜひ行ってみるといいだろう。

一泊二日なので午後3時くらいには空港に向かわねばならない。
あっという間の弾丸ツアーでたいして温泉に入れなかったが、古臭くて怪しい別府という町がめちゃくちゃ気に入った。
また絶対に訪れたいですね~。



2013年03月13日 Posted byツルゲネフ at 02:43 │Comments(2)大分県 

この記事へのコメント
怪しい (=_=)
ツルゲたんにピッタリじゃん。
Posted by ポール@ 駅馬車ポール@ 駅馬車 at 2013年03月13日 22:01
>ポールさん
はい。きっと、貴船城は我々を待っていたに違いありません。
テンパって願い事をし忘れたので、ヘビ神の効果のほどがわかりません・・・
Posted by ツルゲネフツルゲネフ at 2013年03月18日 17:29
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
別府② 鉄輪温泉
    コメント(2)