久々の心躍る読書

更新がかなり久しぶりになってしまったー。
仕事と家事で手一杯でなかなかパソコンを触る時間がない。

同様に、結婚前と比べてすっかり読書の時間が減ってしまった。
前は月に10冊くらいは読めていたのに、今は1~2冊がせいぜい。

最近読んだ面白い本、2冊。
久々にビジネス本をよんだ。

久々の心躍る読書

「不格好経営」 南場智子

いわずと知れたモバゲーの会社、DeNAの創業者、南場さん。
この人のキャラ、大好きなんですが、何が好きって、この方のユーモアセンスが秀逸。
マッキンゼー出身と思えないほどユルい雰囲気がいい。
創業時の青ざめるような失敗談の数々、個性豊かな社員の描写、ベンチャー企業が困難を乗り越えながら成長していく過程など大変読み応えあり。
やっぱり会社の財産って、ヒトだなと。
リーダーに責任感と覚悟と人望、ブレないビジョンがあり、社員とのゆるぎない信頼関係があること。
成功している一流の企業はたくさんあるが、こういう面白い人の集まる企業に入ったら人生もっと面白いだろうなと感じた。
まあ、私個人は携帯ゲームとかやったことがないので、モバゲーのゲームが面白いのかなんともわかりませんが・・・



久々の心躍る読書

「社長失格」  板倉雄一郎

こちらは、同じくベンチャービジネスを興した著者が、短期間で華々しく輝かしい地位を得るも、ちょっとした判断ミスや環境の変化からあっという間に転落し、ついには倒産、自己破産するまでを描いたノンフィクション。
これがまた、著者の文章力がものすごいうまいのだ。かなり売れた本だろうね。
ビジネス書にしては珍しく、面白い小説のような感覚で一気に読み進められる。
数々の名誉ある賞を獲り、ビル・ゲイツまでもがわざわざ面会を申し出た、新進気鋭のベンチャー企業がなぜつぶれたのか。
日本ではなぜベンチャービジネスが育ちにくいのか。
ベンチャー企業を取り巻くいろいろな要因が次々に浮かび上がって大変興味深い。
著者がフェラーリを乗りまわし、いい女をはべらせていた頃から、何もかもを失い、うなだれて自己破産宣告を裁判所で受けるまでの描写は他人事だから読み物として面白い、と思えるが現実だったらとても耐えられないだろう。
失敗学の本としては最高ですね。
この本はちょうど昨日読み終えた本で、仕事と家事の後に読んだから、おかげで寝るのが3時を過ぎてしまったわ。


さーー、次は何を読もうかな。
読みたい本がありすぎて、時間がなくて、もどかしい!


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2013年08月02日 Posted byツルゲネフ at 23:49 │Comments(2)読書、レビューなど

この記事へのコメント
不恰好経営
買ってあってまだ読んでいないですけど
面白いですか!
ベンチャー系の本はいろいろ読んでいます。

実はDeNAと我が社は同じ年に創業しています。
トホホ
Posted by knowhowdonorknowhowdonor at 2013年08月03日 14:50
knowhowdonorさん
DeNAと同じ年の創業だったんですか!
ノウハウさんのところもけっこう独自路線で面白いと思いますよ~
ベンチャー系の本は勢いがあって面白いですね。やはり失敗談なんかは皆ききたいところでしょうからね。
Posted by ツルゲネフツルゲネフ at 2013年08月12日 00:29
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