ツルゲネフのＡＢ型な日々。

美輪さんの舞台の前に、新年早々突如思いつきで鑑賞を始めた能楽であるが、こちらも細々のめりこんでおる。
能楽関連の本も１０冊以上は読んで知識も入ってきたし、相変わらず毎日のようにＤＶＤを流している。

初めは聴いてもリズムがつかめなかったのだが、だんだんわかるようになってきた。
何がわかるんだ、といわれても説明しにくいのだが、英語のリスニングを続けていて或る日聞えるようになった、というのと似ているような。

初めて聴いたときは「遅い・・！なんちゅースローさや・・！」と驚いたが、慣れるとそれほどでもない。
とにかく能は素晴らしい芸だということを確信したので、カラスともども能楽のこともブログにあげて、少しでも広めていきたい。


とりもあえず、能楽は本ばかり読んでいてもＤＶＤばかり見ていても仕方なく、やはり現物を見に行かなければ得られるものが限られてしまうだろうということで、今年は出来る限り舞台を見に行くことに決めた。
チケットは高めだが、投資は必要。
自分が素晴らしいと思った文化・芸能には遠慮なくお金を落としたい。
自粛ムードったって・・まだ３０そこらの私だって明日、１年後、、、生きているとは限らない。
短い人生で今見たいものはできるだけ今見ておくのだ。


さっそくであるが、能楽イベントのお知らせ。

５月２９日（日）　熱海のＭＯＡ美術館にて定期演能会が行われます。

５月２９日　午後１３：３０開演

能　　宝生流　杜　若　大坪喜美雄
狂言　大蔵流　佐渡狐　山本　則俊
ワキ／高井　松男　笛／寺井　宏明　小鼓／大倉源次郎
大鼓／柿原　弘和　太鼓／金春　國和

Ａ席　７８００円
Ｂ席　６２００円
Ｃ席　４５００円

詳しくは　ＭＯＡ美術館ＨＰ

白洲正子さんが絶賛していたＭＯＡ美術館の能楽堂、とても楽しみです。
私はもちろんＡ席前列の、舞台中央が見える最高の席を取りました！（そしてまたおひとりさまです・・）
こないだ見に行った時は２階席で能面や装束が全然みえんかったから・・
やっぱり近くで見たいよ！！

ＭＯＡ美術館自体もまだ行ったことないし、そっちもゆっくり見て回りたい。




そしてもうひとつ、８月にアクトシティでも能の舞台があります。

８月１１日（木）　１４：３０開演



能　邯鄲（かんたん）

Ｓ席　６５００円
Ａ席　５５００円


邯鄲でシテを演じるのは私がＤＶＤで持ってる「鉄輪」「道成寺」でシテを演じている観世喜正さんです。
いい声です。いい舞です。ダンディです。
狂言は例によってＤＶＤでも一緒に出演している野村萬斎さんです。
二人ともまだ若手ですが、素晴らしいです。

遠くまで見に行くのはちょっと・・と云う方は、浜松で行われる数少ない機会ですので是非ご覧ください。
こちらは４月１６日からチケットぴあで購入できます。


詳細はこちら　http://www.hcf.or.jp/hall/event.php?no=15270


それにしても、３０前後で能が好きな女子とかいませんかね？
母親も友人も興味ないみたいで、いっつも独りで行かざるをえん・・(@_@)